Ushidama Farm

菜園でハーブや野菜を、庭で果樹や多肉を育てています。

土作り

冬もの野菜の植付けに向けて土作り

冬もの野菜の植付けに向けて、畑の雑草取りと、夏もの野菜の片付けを進めています。 抜いた雑草などは、積み上げてたい肥を作っています。 分解が進むように、米ぬかを加えています。 土には有機石灰とたい肥、化成肥料、もみ殻を加えました。 牛ふんともう…

春に向けて土づくり

畑の冬野菜もほぼ収穫を終えて、残った野菜の片付けに入っています。 キャベツやコールラビを収穫しました。 菜花はまだまだ収穫できますが、種採り用に1株を残して、順に片付けていこうかと思っています。 大きく育った菜花(オータムポエム) 収穫した菜花 …

米ぬかの利用

我が家は大家族でコメの消費量が多いため、農家から直接、30㎏単位で玄米を購入しています。 玄米は使う時に、その都度、家にある精米機で精米します。 家庭用の精米機で、一度にたくさん挽くことはできませんが、胚芽米から白米まで段階的に挽くことができ…

リン酸の固定

昨日は春の嵐、まさに台風並みの強風でした。 庭の鉢植えがあちこちで倒れていたので直して、畑の様子を見に行きました。 トンネルのシートが外れていないか心配でしたが、全て無事でしたのでほっとしました。 さて、肥料の3要素の1つであるリン酸が不足する…

窒素の循環

窒素ガスは大気の約80%を占めていますが、植物は直接、利用することができません。 しかし、窒素固定菌が大気中の窒素ガスを硝酸塩やアンモニウム塩に変えることで、植物が利用できるようになります。 窒素固定菌には、根粒菌やフランキアと呼ばれる放線菌…

植物の必須要素

植物の生育には不可欠な養分で、比較的多量に必要な要素を多量要素といいます。 C、H、O、N、P、K、Ca、Mg、Sの9要素でC、H、Oは水と大気中の酸素、二酸化炭素から供給されます。残りの要素は肥料として不足分を補う必要があります。 肥料の3要素といわれるN…

石灰の効果

石灰は酸性の土壌を中和して、窒素やリンなどの養分を吸収しやすくする働きがあり、土壌改良材として使われています。 また、カルシウム分が作物に吸収されると、作物内のペクチン酸とカルシウムが結びついて細胞壁が丈夫になり、病気に強くなります。さらに…

pH(土壌の酸性度)

pHは水素イオン濃度の指標で7が中性、7未満は酸性、7を超えるとアルカリ性です。 pHは塩基飽和度と密接な関係があり、塩基飽和度が最も適正な状態といえる80%のときにpHは6.5程度になります。(保肥力の記事を参考にしてください。) よって土壌のpHが少し…

他感作用

ある植物の出す物質が、他の植物や微生物などの生育に影響を及ぼす作用を他感作用(アレロパシー)といいます。 この作用を利用して雑草防除を行うことができます。除草剤使用に比べて効果は低いものの、環境に与える影響が少ない利点があります。 へアリーベ…

保肥力

土壌が肥料成分を吸着できる能力を保肥力といいます。 土壌中で栄養分を蓄える成分は粘土鉱物と腐植などの土壌粒子で、マイナスの電荷を帯びており、アンモニウムイオンやカリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオンなどの陽イオンを引きつけて吸…

ボカシ肥

有機質肥料を直接、畑に施すと臭いがきつかったり、ガスが発生して作物が生育障害を起こしたり、ハエや野ネズミが餌にするために集まるなどの弊害があります。 これらの害をなくすために山土と有機質肥料、たい肥などを混ぜて、40℃~65℃以上にならないように…

いろいろなたい肥

いろいろなたい肥が市販されていますが、畑には主に牛糞たい肥と落葉たい肥(腐葉土)を使っています。 たい肥には土づくり型たい肥と有機質肥料型たい肥があります。 土づくり型たい肥にはバークたい肥、牛糞たい肥、落葉たい肥などがあり、土壌の有益微生…

ミミズの働き

ミミズは地表の落葉など植物の破片を土の中に引き込み、エサとして土といっしょに食べ、有機物と土が混ざりあった糞を排泄します。 ミミズの活動によって土は撹拌され、土の中にすき間ができ、通気性や排水性が良くなります。 糞土は腸管の石灰腺の働きによ…

土壌微生物

土壌には数多くの微生物が生息しています。 有機物を分解したり、野菜の根に共生したり、病気を発生させる病原菌もいます。 その主なものは、細菌、放線菌、菌類などです。 細菌 細菌は原核生物に属し、細胞分裂によって増えます。 生育できる環境は幅広く、…

たい肥作りと微生物

たい肥作りにはいろいろな微生物が関わっています。 野菜くずなどの有機物は、微生物によって徐々に分解され、次第にたい肥化していきます。 まず、最初に糸状菌が低分子の糖類やアミノ酸を分解します。しかし、糸状菌が急速に増殖すると呼吸熱によって、温…

たい肥作り2

畑で作物を収穫した後の野菜くずは、有効な有機成分として畑に活用したいので、太い茎や根などの固い部分を除いて、たい肥作りに利用しています。 今までは大きなビニール袋に野菜くずを入れて、たい肥を作っていましたが、量が多くなったため、1畝を野菜く…

腐植と土壌団粒

土壌の中にある有機物を総称して腐植と言います。 植物体を構成するリグニン、セルロースなどの高分子化合物は難分解性で、微生物によってゆっくりと分解されます。 分解の過程で、次第に水酸基が増えてマイナス電荷を帯びてきます。 この高分子化合物を腐植…

粘土と砂2

砂と粘土では生成の過程が異なる 砂やシルトは岩石が風雨にさらされて、細かく砕けた物理的変化によるものですが、 粘土には、砕けたものに加えて、雨水に溶けた成分が再結晶してできた化学的変化によるものがあり、粘土鉱物と呼ばれています。 粘土は保肥力…

粘土と砂

土の無機成分は粒子の大きさによって次のように区分されています。 砂 0.02mm~2mm以下 シルト 0.002mm~0.02mm 粘土 0.002mm以下 砂は空気や水の通りをよくする性質を持っています。しかし、粒子がバラバラで粘りに欠けます。 粘土のような細かい粒子が多い…

多肉植物の土

多肉植物は砂漠のような乾燥地帯の砂地や岩の隙間に生息するものが多く、水はけの良い土壌を好みます。 多肉植物の植え替えにはサボテン・多肉植物の培養土とサボテン・多肉植物の土の2種類を使っています。 サボテン・多肉植物の培養土の方は軽石、鹿沼土、…

畑の土

今、2か所の畑で野菜などを作っています。一方の畑は以前は水田として使われ、耕作放棄地となっていたものです。土は粘土質で水はけが悪く、雨が降るとなかなか水が引かず泥沼のようになり、天気が続くと土がコンクリートのように固まり、耕すのも大変でした…

たい肥作り

野菜を収穫した後の残差はけっこう出るもので、抜き取った雑草と一緒にしばらく乾燥させてから、120lの大き目のビニール袋に入れ、米ぬかともみ殻を混ぜ、活性液を加えて置いています。時々、上下、左右にひっくり返し、位置を変えています。1年以上経ったも…