土の無機成分は粒子の大きさによって次のように区分されています。
砂 0.02mm~2mm以下
シルト 0.002mm~0.02mm
粘土 0.002mm以下
砂は空気や水の通りをよくする性質を持っています。しかし、粒子がバラバラで粘りに欠けます。
粘土のような細かい粒子が多いと土壌は粘り、排水不良になりますが、水分や養分の保持力は高まります。
作物の栽培に適した土壌は、砂と粘土をバランスよく含んでいることが必要になります。
また、水分が程よく保たれ、排水されることと共に作物の根に十分な酸素や水、肥料成分が供給されるためには土壌に適度なすき間が必要で、団粒構造が発達していなければなりません。
団粒構造とは粘土や有機物が結合して大きな集合体となったもので、この団粒構造の形成が、土壌にすき間を作り、養分の保持、通気性、排水性、保水性を良くします。
作物の収穫が終わると、たい肥や米ぬか、燻炭、もみ殻などを加え、フカフカの土になるように心がけています。また、収穫後の野菜くずはたい肥作りに利用しています。