エニシダは、マメ科エニシダ属の半常緑低木で、ヨーロッパ中西部が原産地です。
花色は黄、白で、マメ科特有のチョウのような形の花を咲かせます。
園芸種には、ピンクや紅色の花もあります。
開花期は4~6月です。
暑さや乾燥に強いですが、湿気を嫌います。
寒さにも強く、耐寒温度はー5℃と暖地なら戸外で冬越しできます。
日当たりと水はけの良い場所を好みます。
背丈は2~3mと低く、寿命は10年と短いです。
別名のBloomはホウキの意味で、枝がホウキの材料として使われ、この枝で作ったホウキは、魔女のホウキと呼ばれています。
全草にアルカロイドのスパルティンなどの有毒物質を含み、誤食すると頭痛、嘔吐、下痢、血圧降下、呼吸困難などの症状を起こす恐れがあります。
一方、妖精のハーブ、魔女の薬草とも呼ばれ、強心、利尿、陣痛促進などに効果があるとして、ヨーロッパでは民間薬として利用されてきました。
エニシダの花