ルピナスの咲く季節になりました。
ルピナスは、マメ科ヘウチマメ属の多年草で、原産地は北アメリカ、地中海沿岸、アフリカなどです。
花はフジを逆さにしたような形で、昇り藤とも呼ばれています。
花色は、赤、オレンジ、黄、白、ピンク、青、紫と豊富で、4月下旬から6月にかけて咲きます。
古代エジプト時代から栽培されていて、食用、薬用、牧草、肥料などに利用されてきました。
日本には明治時代に入ってきました。
全草、特に種子にアルカロイドなどの有毒成分を含むものがあり、多量に食べると、呼吸困難やけいれんなどの症状を起こすことがあります。
今でも、ヨーロッパの一部地域や北アフリカでは、豆が食用として利用されていますが、白花の毒性の弱いものが、食べられているそうです。
芽には、必須アミノ酸やアルギニンなどが含まれ、免疫力や新陳代謝、性機能を高める作用があると言われています。
日当たりと水はけの良い場所を好みます。
酸性土壌を嫌います。
寒さには強いですが、高温多湿には弱く、日本では一年草の扱いになっています。