キョウチクトウの鮮やかな濃いピンク色の花が咲いています。
キョウチクトウは、キョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑小高木で、6月から9月にかけて、ピンクや赤、白、黄色の花を咲かせます。
キョウチクトウの葉は、排気ガスなどの大気汚染物質が、入り込まない構造を持っていて、大気汚染に強いため、工場や高速道路のフェンス代わりによく植えられています。
公園や庭にも植えられていますが、有毒な植物で注意が必要です。
キョウチクトウは、全草に強心配糖体のオレアンドリン、アディネリンといった有毒成分を持っています。
枝を折った時に出る白い乳液にも、有毒成分は含まれています。
この配糖体は、致死量が0.30㎎/kgと青酸カリよりも猛毒で、植えてある土壌も汚染し、燃やした場合、煙さえも猛毒です。
剪定を行う際は、ゴーグルやマスク、ビニール手袋をするなど、細心の注意が必要です。
また、焚き木などで誤って燃やさないようにしなければなりません。
キョウチクトウの花