有孔虫は、石灰質の殻を持つ原生動物の仲間で、1㎜以下の大きさのものが多いですが、大きいものでは5㎝ほどで、最大20㎝近くになるものもいます。
約5億年前のカンブリア紀には、すでに出現して、時代と共に形を変えてきました。
紡錘虫や貨幣石、星の砂も有孔虫の仲間です。
殻は頑丈で壊れにくいため、海底に沈み堆積して化石として保存され、石灰岩の形成に大きな働きをしています。
紡錘虫は、古生代に栄えた有孔虫の仲間で、古生代末に絶滅しています。


貨幣石は、新生代古第三紀に栄えた大型の有孔虫で、漸新生前期に絶滅しています。
硬貨に似た円盤状の形をしています。
エジプトなどで産し、ギザのピラミッドの石材にも含まれているとのことです。


星の砂は、沖縄の砂浜で見られ、殻の形が、星や太陽を思わせる幾何学的な形状をしています。
現生種です。

