ベレムナイトは、イカやタコと同じ頭足類の仲間です。
形はイカやタコに似ていますが、体の内部に石灰質の殻を持っていました。
先の尖った細長い殻で、矢のような形をしていることから、矢石とも呼ばれています。
頭足類の祖先は、カンブリア紀に出現したエラスメロセラス類とされ、オウムガイ類とオルソセラス類に分かれ、オルソセラス類からバクトリテス類が現れて、さらに、ベレムナイト類とアンモナイト類に分かれています。
ベレムナイトは、中生代三畳紀に現れ、ジュラ紀から白亜紀にかけて繁栄しました。
6600万年前の白亜紀末期の大絶滅で、アンモナイト類やベレムナイト類は絶滅してしまいましたが、イカやタコ類は、現代まで生き続けています。
ベレムナイト
オルソセラスは、直線的な殻を持ち、直角貝とも呼ばれています。
古生代オルドビス紀に出現し、シルル紀にかけて繁栄しましたが、中生代ジュラ紀に絶滅しています。
オルソセラス
断面を研磨したもの