ヤブコウジは、十両とも呼ばれ、千両や万両と並んで、縁起物として正月の飾りに使われます。
サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑低木で、原産地は日本、中国、朝鮮半島、台湾で、薮の中の木陰に生えています。
以前は、ヤブコウジ科に属していましたが、最新の分類で、サクラソウ科に変更されています。
7~8月に、白やピンクの花が咲き、10~12月に、実が赤く色づきます。
寒さに強く、耐陰性があります。
夏の直射日光は嫌います。
古くは山橘と呼ばれ、万葉集でも詠われています。
此の雪の 消残る時に いざ行かな 山橘の 実の照るも見む 大伴家持
ヤブコウジの花
ヤブコウジの実
斑入り葉のもの