公園内で大きなスギの木が3本、並んでいるのを見つけました。
公園のシンボルのように、公園の中央に堂々とそびえ立っています。
スギは、ヒノキ科スギ属の針葉樹で、1種1属だけの日本の固有種であり、北海道南部以南の日本全土に分布しています。
日本一長寿の木で、樹齢2000~3000年にもなり、縄文杉と呼ばれるものもあります。
建築材や家具、工芸品などに幅広く利用され、盛んに植林されてきました。
人工林の面積の4割以上が、杉林とのことです。
近くに寄って見ると、枝には雄花がいっぱい付いています。
風媒花であるスギは、風により花粉が飛散します。
そして、花粉はアレルギーを引き起こす花粉症の原因の1つとなっています。
もうしばらくすると、花粉が飛び散り、花粉症の季節がやって来ます。
スギ
スギの雄花
公園内には、他にもいろいろな針葉樹が植えられていました。
アシウスギ
分 類 ヒノキ科スギ属、スギの変種
分 布 富山~京都の日本海側
萌芽力が強く、下の枝は匍匐して根を出す。
イヌマキ
分 類 マキ科マキ属
分 布 本州の千葉以南~沖縄、台湾、中国
秋に熟す花托は、甘く食べられる。
クロマツ
分 類 マツ科マツ属
分 布 本州~沖縄、朝鮮半島南部
海岸近くに多い。
樹皮が黒っぽい。
ゴヨウマツ
分 類 マツ科マツ属
分 布 本州福島以南~四国、九州、朝鮮
庭木や盆栽によく植えられる。
タギョウショウ(多行松)
分 類 アカマツの園芸品種
多数の幹が、棒立ち状になる。
ヒマラヤイトスギ
分 類 ヒノキ科イトスギ属 イトスギの変種
分 布 ヒマラヤ西部
オオイトスギとも呼ばれる。