ハックマナイトは、太陽光下で紫外線を吸収し、白っぽい色から濃い紫色に変化します。
この現象を、フォトクロミズム現象と呼びます。
フォトクロミズム現象は、特定の波長の光の照射により、分子量の等しい2種の化合物間で起こる異性化反応で、色などが変化します。
吸収した光のエネルギーにより、分子構造が変化し、色だけでなく、他の特性も変化する性質を持ちます。
その変化は可逆的で、時間の経過と共に元に戻ります。
この現象を応用したものに、調光サングラスや光メモリなどがあります。
ハックマナイトの原石に、太陽光をあてると、白から黒っぽい紫色に変化しました。


透明感のあるルースでは、淡い紫から濃い紫色に変化しました。


また、ハックマナイトは紫外線照射により、オレンジ色の蛍光を示します。
