金緑石(クリソベリル)は、ベリリウムとアルミニウムの酸化物で、化学組成はBeAl₂O₄です。
モース硬度は8.5で、ダイヤモンドとコランダムに次いで硬いです。
結晶系は斜方晶で、色は黄、緑、褐色などです。
黄色は微量の鉄によるもので、鉄の含有量が増えると、オレンジ色や褐色になります。
クロムが微量に含まれると、黄緑色になります。
バナジウムを含むと、ミントグリーンになり、パロットクリソベリルと呼ばれています。
クロムの含有量が増え、バナジウムが含まれると青紫色になり、アレキサンドライトと呼ばれています。
クリソベリルは、猫の目のような模様を作ることがあり、これをキャッツアイ効果と言います。
アレキサンドライトは、光線の種類により、色が変わる変色効果があります。
クリソベリルは、ギリシャ語で黄金を意味するchrysosと、緑の宝石を意味するberylに由来しています。
クリソベリルキャッツアイ
パロットクリソベリル
アレキサンドライト(スリランカ産) 太陽光下
蛍光灯下
白熱灯下