蛍石は産出量の多い鉱物で、ペグマタイトや熱水鉱床、スカルン鉱床などに産します。
結晶を作りやすく、立方体や八面体などの自形結晶が見られます。
4方向に完全劈開があり、八面体への劈開片になります。
鉱物の中では、最も色調が豊富で、微量に含まれる希土類元素などにより着色し、無色の他、黄、ピンク、緑、青、紫、茶、灰色などの色があります。
加熱すると、青白く発光する性質があり、蛍石の名称の由来となっています。
紫外線と反応して蛍光を発するものもあり、この発光現象はフローレッセンスと呼ばれています。
大きな蛍石の塊 紫色の縞模様がきれいです。
立方体結晶
いろいろな色の八面体結晶