曹灰長石(ラブラドライト)は、曹長石と灰長石の中間的な組成を持つ斜長石です。
化学組成は(Ca,Na)Al(Al,Si)Si₂O₈で、結晶系は三斜晶、モース硬度は6~6.5です。
色は灰、橙、黄、無、緑、青、紫、黒で、ガラス光沢があります。
カルシウムとナトリウムの数ミクロンほどの薄い層が、交互に積層したラメラ構造を持ち、光の干渉により虹色の光彩効果を起こします。
この効果をラブラドレッセンスと呼びます。
カナダのラブラドル沿岸のセントポール島で発見され、ラブラドライトの名称は発見場所に由来しています。
原石
ルース