ジオードとは、球状やそれに近い形の団塊で、内部に結晶を持つ空洞がある石のことです。
ジオードは、岩石の隙間に地下水が浸透し、溶け込んでいる鉱物の成分が、長い年月をかけ、結晶化することでできたものです。
二酸化ケイ素が多い地下水からは、クリスタルやアメジスト、アゲートが形成されます。
カルシウムが多い場合には、カルサイトの結晶が形成されます。
ジオードの名前は、ギリシャ語のgeodes「大地のような」からきています。
アフリカ北部にあるモロッコでは、無色の白い水晶ジオードが産出します。
この地域では、白亜紀後期から古第三紀始新世に至るリン酸塩鉱床の地層に、水晶のジオードが含まれています。
ここのジオードの特徴は、外壁が薄く、中には白い水晶の微細な結晶が、びっしりと入っています。
キラキラと輝いて美しいです。