パライバトルマリンは、リシア電気石(エルバイト)に含まれる微量の鉄が、銅に置き換わることで、澄んだ青色の色合いや、さらに、マンガンが加わることで、柔らかな緑色に発色したものです。
1987年に、ブラジルのパライバ州で発見され、その後、ナイジェリアやモザンピークなどからも見つかっています。
ブラジル産のものは、色が濃く、蛍光感が強いですが、アフリカ産のものは薄めです。
現在では、ブラジル産は枯渇し、アフリカ産が主になっています。
以前は、ブラジル産のものだけを、パライバトルマリンと呼んでいましたが、現在では、銅とマンガンを含む青色から緑色のエルバイトは、パライバトルマリンと呼ぶことが認められています。
アレキサンドライトやパパラチアサファイアと並んで、世界三大希少石の1つに数えられています。
原石
ルース
リシア電気石
アレキサンドライト
パパラチアサファイア