近くの公園に、大きなタイワンフウの木がありますが、木の周りのいたる所に、実が転がっているのを見つけました。
少し前の台風の影響で、落ちたのでしょうか。
タイワンフウは、フウ科フウ属の落葉高木で、中国中南部や台湾が原産地です。
日本へは江戸時代に渡来し、街路樹や公園樹として植えられています。
樹高は20~30mにもなり、秋には紅葉します。
葉は15㎝前後の大きさで、カエデに似ていて、3つに裂けています。
実は直径3㎝ほどの棘のある毬状果で、10~11月に熟します。
中に含まれる楕円形の種子は、甘味があり食べられるそうです。
また、樹脂には特有の香りがあり、中国では楓香脂と呼び、漢方薬として用いられるとのことです。
タイワンフウの実
タイワンフウの木
タイワンフウの葉
地面は苔むし、小さなキノコが生えていました。