すぐ近くの公園には、松が何本も植えられています。
12月に造園業者が来て、何日か掛け、剪定していました。
きれいな形に整えられています。
アカマツとクロマツがあり、どちらが植えられているかは、樹肌の色で赤っぽいのと黒っぽいのがあるので、何となく分かります。
公園の剪定されたアカマツ
中央にクロマツ、両サイドにアカマツ
また、この公園は雑木林につながっていて、そこには自然に育った松があります。
雑木林の松は、背が高く伸び、南側に大きく枝を広げています。
雑木林のアカマツ
クロマツ
ここにもアカマツとクロマツがありますが、大樹が多く、樹肌も荒々しく、色も黒っぽくなっていて、区別が付きにくいです。
大樹になると、樹肌は似た感じになります。
松の巨木
ただ、見分けるには、松ぼっくりの大きさや新芽の色などから区別できます。
アカマツの松ぼっくり
クロマツの松ぼっくり
松ぼっくりの大きさの違い 下がクロマツ
枝についた大量の松ぼっくり
アカマツの新芽
クロマツの新芽
アカマツとクロマツのそれぞれの特徴は
アカマツ クロマツ
(雌松) (雄松)
樹肌 赤褐色 黒灰色
新芽 赤い 白い
葉 柔らかい、短い 硬い、長い
松ぼっくり 小さい 4~5㎝ 大きい 6~8㎝
枝 真横に伸びる 垂れ下がったようになる
植生地 山地に多い 海岸に多い
アカマツの樹肌
クロマツの樹肌
お正月には、門松を家の入口に、一対で飾る風習がありますが、一方にアカマツ、他方にはクロマツを立てる習わしもあったようです。