クスノキは、クスノキ科クスノキ属の常緑高木で、日本の関東南部以西や朝鮮の済州島、中国中南部に分布しています。
樹高は20mほどになりますが、樹齢を経たものは30mを超えるような巨木もあります。
葉や材にカンフルを含み、芳香があります。
葉を揉むと芳香がしますが、薬品臭といった感じで、同じ属のニッケイの方が甘い香りがして好きです。
クスノキは、公園樹や街路樹として植えられ、材は家具に使用されます。
また、防虫剤として利用されたこともあります。
クスノキの開花期は、5~6月で大木には似合わない、とても小さな黄白色の花を咲かせます。
花後、緑色の実ができ、10~11月には黒く熟します。
小鳥がやって来て、よくついばんでいます。
クスノキの巨木 とても大きく存在感があり、周りの木を圧倒しています。
大きく枝を広げています。
クスノキの花芽(4月末)
緑色の実(7月下旬)
黒く熟した実(11月上旬)
熟した実の近くには新芽が出ています。