公園に植えられたヤマボウシの実が熟し、鳥が来て啄んでいます。
地面にも、ずいぶん落ちています。
ヤマボウシは、ミズキ科ヤマボウシ属の落葉高木で、原産地は日本、朝鮮半島、中国で、日本では本州から九州にかけて、自生しています。
樹高は10~15mで、庭木、公園樹、街路樹として利用されます。
和名は山法師で、花を僧侶の頭と頭巾に見立て、頭巾を被ったような姿から、名付けられたとのことです。
初夏に、白やピンク色の花を咲かせます。
4枚の花びらのように見えるのは総苞片で、中心に小さな花が集まっています。
実は秋に赤く熟し、マンゴーのような甘みがあり、食べることができます。
ジャムや果実酒にも利用できます。
野生種の実は1~2㎝と小さいですが、園芸種では4㎝ほどの大きな実がつくものもあります。
カロテンやアントシアニンなどを含み、滋養強壮や疲労回復などに効果があるといわれています。
ヤマボウシの未熟な実
赤く熟してきました。
地面に落ちた実を拾ったもの
ヤマボウシの花
ヤマボウシの木