カーペットカスミソウは、ナデシコ科カスミソウ属の宿根草で、ネパール、ヒマラヤなど、高山の標高2800~4000m付近の日当たりの良い草原に、分布している高山植物です。
3~6月に、白地に紫色の筋の入った、小さな花を咲かせます。
薄ピンク色の花もあります。
草丈は10㎝程で、地面を覆うように成長します。
日当たりと風通しの良い場所を好みますが、暑さや湿気には弱いです。
寒くなると地上部が枯れて、冬越します。
冬の寒さにあたることで、春に開花します。
酸性土壌を嫌うため、苗を植える際には、事前に苦土石灰を加える必要があります。
学名のGypsophilaは、ギリシャ語のgypsos「石灰」+phylos「好む」が語源で、石灰質土壌の地域に、生息していることに由来します。
カーペットカスミソウ