近くの公園には、池が3つあります。
蓮池と睡蓮の池、そして蒲の植えてある池です。
睡蓮の池が最も大きく、一面に睡蓮と水草が繁茂しています。
睡蓮の花は、今、見頃でピンクと黄、白色の花がきれいに咲いています。
蒲の植えてある池は、小さな湿地という感じで、蒲の穂が伸びています。
蒲はガマ科ガマ属の多年草で、水辺に生える抽水植物です。
蒲の穂はソーセージのような形をした雌花の集まりで、穂の上部には細い雄花の集まりがあります。
花粉は蒲黄と呼ばれ、利尿作用があり、止血や擦り傷に効くとして生薬として利用されています。
古くから知られていて、古事記の因幡の白兎の説話では、毛をむしり取られた兎の治療に、大国主命が蒲黄を体に付けるように教えたとされています。
睡蓮の花
池を覆った睡蓮と水草
蒲の穂