トチノキが近くの公園や車道の街路樹として、植えられています。
車道に植えられた街路樹のトチノキは、強剪定され、小さくまとまっていますが、公園のトチノキは枝を大きく広げ、堂々とそびえ立っていて、同じ種類の木とは思えないほどです。
トチノキはムクロジ科トチノキ属の落葉広葉樹で、原産地は日本、中国です。
樹高は20~30m、径1mにもなります。
5~6月に白い花が咲き、8~9月にかけて熟した実が落下します。
実は古くから食用に利用され、縄文時代の遺跡からも種子が出土しています。
皮は硬く、種子を包んでいて、種子は栗に似た見た目で、艶があります。
ただ、トチノミはアクが強く、丁寧なアク抜きが必要です。
アクを抜いた種子は、もち米と一緒について、トチ餅として食べられます。
以前、おじいさんが山で採ってきたトチノミで、トチ餅を作り、味わったことがありますが、アク抜きがとても大変だという話を、聞いた記憶があります。
公園のトチノキ
トチノキの花 5月
トチノキの葉
地面に落ちたトチノミ
トチノミと種子
トチノキの冬芽
9月なのに、もう冬芽ができていました。
冬芽は樹脂を出し、粘り気があり、艶で光って見えます。