モクレンやコブシはモクレン科モクレン属の落葉広葉樹で、どれも春に花を咲かせます。
これらの花はとてもよく似ていて、区別がしにくいのですが、よく見るとそれぞれに特徴があります。
モクレン
中国原産の落葉小高木
花色は紫色、花弁は9枚でその内3枚はガク
厚みのある花を、上向きに咲かせる。
花は閉じ気味
ハクモクレン
中国原産の落葉高木
厚みのある純白の花を上向きに咲かせる。
花は閉じ気味
コブシ
日本原産の落葉高木
花は白で、基部が桃色を帯びる。
花弁は6枚
花は横向きや下向きにつき、全開する。
遠くから見ると桜に似ている。
柑橘系の良い香りがする。
シデコブシ
日本固有の落葉小高木
愛知、岐阜、三重の限られた地域にのみ生息していて、準絶滅危惧種に指定されている。
庭木としては広く出回っている。
花色は白、ピンク、赤
花弁は12~18枚