フィロデンドロンは、サトイモ科フィロデンドロン属の常緑多年草で、世界中の熱帯、亜熱帯地域に分布しています。
つる性のものが多いですが、茎が直立するものや、匍匐性のものもあります。
草丈は10㎝~10mです。
葉は肉厚で、光沢があり、幅広の大きなハート形をしていて、色や模様も様々で、葉の姿を楽しむ観葉植物です。
成長するにつれ、気根と呼ばれる根を伸ばします。
暑さには強いですが、寒さには弱く、気温が5℃を下回ると枯れる恐れがあるため、冬は室内管理が必要です。
日当たりを好みますが、真夏の直射日光は苦手で、半日陰が望ましいです。
耐陰性が強く、室内でも育て易いです。
水を好みます。
フィロデンドロンの名称は、つる性のものが、他の植物にくっついて成長する姿から、フィロン(愛する)とデンドロン(樹木)の2つのギリシャ語を合わせて、名付けられたとのことです。
バーキン
小型種で、斑入りの美しい葉が特徴です。
葉は新芽の時は白っぽく、成長すると共に濃い緑色になります。
ピンクプリンセス
小型種で、紫褐色の葉に、淡いピンク色が入ります。
茎や気根は紫色です。