キキョウは、秋の七草の1つとして、万葉集にも詠われるほど古くから、愛されてきた花です。
凛とした花姿で、小林一茶は、「きりきりしゃんとして咲く桔梗かな」と詠っています。
杉本秀太郎は、花ごよみの中で、「桔梗は、まだ秋の気配もない頃に咲きはじめる。花の姿も色も、きりりとしていて、しかも色気がある」と記しています。
さかんに品種改良が行われ、一重咲きだけでなく、八重咲きや絞り門など変わり咲きの品種が作られています。
八重咲きのキキョウは、一重咲きとは一風変わった、独特の雰囲気を持っています。
二重咲きは、星型の花が二重に重なるユニークな咲き方の品種です。
三重咲きは、三重に重なっています。
花色は青、青紫、藤、白、ピンクなどで、開花期は6~9月です。
草丈は40㎝~1mです。
暑さ、寒さに強く、丈夫で育て易いです。
冬には地上部は枯れ、休眠します。
日当たりと水はけの良い場所で、肥沃な土を好みます。
一重咲き
二重咲き
三重咲き