7月7日の七夕の日は、天気の良い日が少ないようですが、今年は晴れのち曇りで、雨にはなりませんでした。
梅雨時で、雨が多い中、天気が持ったのは、久しぶりのような気がします。
ただ、次第に雲が厚くなり、星空は見られませんでした。
さて、七夕に因んだ花には、ナデシコとキキョウ、カスミソウなどがあります。
古くから、七夕の花は、仙翁花と桔梗と言われ、仙翁花とはナデシコのことです。
どちらも秋の花ですが、旧暦の7月7日は、現代の8月下旬にあたり、秋の気配が感じられる頃です。
ナデシコ
平安時代には、七夕に撫子の優劣を競う催しがあり、七夕の花は撫子を指すようになったと言われています。
キキョウ
花の形が星形で、七夕の頃に咲き始めます。
カスミソウ
白い花を無数に咲かせる姿が、天の川のように見えるとして、7月7日はカスミソウの日になっています。
七夕は古くから親しまれてきた行事で、万葉集などにも数多くの歌が詠われています。
天の川 水さへに照る 舟泊てて 舟なる人は 妹と見えきや (柿本人麻呂 万葉集)