ヒスイは、縄文時代や弥生時代の頃から、装身具や勾玉などに加工され、珍重されてきた宝石です。
新潟県糸魚川市のヒスイ海岸は、有名な産地です。
ヒスイは、ヒスイ輝石とネフライト(透閃石)に分けられ、まったく化学組成が異なりますが、どちらも翡翠と呼ばれています。
ヒスイ輝石
Na輝石の一種
化学組成 NaAlSiO₆
結晶系 単斜晶系
モース硬度 6.5~7
主な色 白、淡緑
ネフライト(透閃石)
Ca角閃石の一種
化学組成 Ca₂(Mg,Fe)₅Si₈O₂₂(OH)₂
結晶系 単斜晶系
モース硬度 6~6.5
主な色 白、緑
中国では、古くから装飾品などの材料にネフライトが用いられ、玉彫工芸品が作られています。
なかでも、鳥や魚、龍、草花、瓢箪などを題材にして、丁寧に彫り込まれた細密彫刻の置物は見事です。
瓢箪は縁起物としてよく用いられ、家に飾られているものは、瓢箪と鳥が彫刻された素敵な置物です。
ヒスイ輝石 糸魚川産
ホワイト
エメラルドグリーン
ブルー
ラベンダー
ネフライト 糸魚川産
ネフライト 中国産
ヒスイの置物