珪化木は、樹木の木質部にケイ酸塩が浸み込み、二酸化ケイ素で置換され、化石化したものです。
オパール化したり、メノウやジャスパーに変化しています。
子どもの頃に、新生代新第三紀の地層がある場所へ化石採集に行き、珪化木をいくつか拾ってきました。
磨いたら、綺麗になるかなと、その中の1つをグラインダーで削ってみました。
中心部はオパール化していますが、あまり輝きは無く、外側は白っぽく、中心部は黒くなっています。
拾った珪化木
グラインダーで、削ったもの
近くに黒珪化木の採れる場所があります。
新生代新第三紀中新世の地層で、黒色の珪化木に白とブルーのオパールが付いています。
オパールの中でも、遊色効果を持つものは美しく、ウッドオパールも宝石のような輝きがあります。
オーストラリアはオパールの産地で、美しいウッドオパールが見られます。
ブラックオパールの産地ライトニングリッジのウッドオパール
中生代白亜紀前期のものです。
ボルダーオパールの産地クイーンズランドのウッドオパール
青色が美しいです。
アメリカのアリゾナの化石の森は有名ですが、古生代三畳紀の樹木がメノウ化したり、ジャスパーになったりしています。
鉄やマンガンなどにより着色し、綺麗な色になっています。
アリゾナ産の珪化木
赤やオレンジ、黄、白、青、黒といろいろな色が混ざり、とても綺麗です。
この化石は重さが16㎏もあり、かなり重いです。
マダガスカルも珪化木の産地があり、古生代三畳紀の化石が採れます。