Ushidama Farm

菜園でハーブや野菜を、庭で果樹や多肉を育てています。

雑木林の初夏の花

雑木林を散策中、人の手が入っていないような薮の中に、蔓を絡めて咲いている白い花を見つけました。

スイカズラとノイバラの花で、暗い薮の中で、白い花が引き立っています。

スイカズラは、スイカズラ科スイカズラ属の半落葉性つる性低木で、日本の山野に自生しています。

花は咲き始めは白で、次第に黄色に変わり、甘く優しい香りがあります。

花には甘い蜜があり、蜜を吸うことができることから、吸葛と名付けられたとのことです。

漢方薬として利用され、蕾は金銀花、茎葉の冬に収穫したものを忍冬と呼び、解熱、止痛、利尿、解熱などに効果があるとされています。

新芽や若葉は、山菜としても利用され、お浸しや和え物、炒め物に、花は酢の物に使われます。

スイカズラ

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ノイバラは、バラ科バラ属の落葉性のつる性低木で、日本各地の山野に自生しています。

花は白色の五弁花で、初夏に咲き、秋には赤い実ができます。

茎は半つる性で、棘が多く、棘のあるバラを茨と呼んでいて、野生の茨で野茨と名付けられたとのことです。

実は漢方で営実と呼ばれ、便秘薬、利尿薬として利用されたり、ニキビ、腫れ物に効果があるとされ、化粧品に使われたりしています。

また、ローズヒップと呼ばれ、ハーブティに利用される品種もあります。

ノイバラ

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