イワシャジンは、キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草で、関東南西部から中部南東部にかけての山岳地帯の渓流沿いの岩場に自生しています。
花色は紫、白で、開花期は9~10月です。
花は先端が5裂した釣鐘型で、ぶら下がるように咲きます。
草丈は30~70㎝です。
水分を好みますが、高温多湿は苦手です。
強い乾燥も苦手です。
寒さには強いですが、冬は地上部は枯れて休眠します。
半日陰の風通しの良い場所を好みます。
漢字で岩沙参と書きます。
ツリガネニンジンの仲間の根を乾燥させたものを、漢方で沙参と言い、鎮咳、去痰に効果があると言われています。
イワシャジンの花