酷暑が続いていますが、庭に秋の七草の1つ、キキョウの花が咲いています。
キキョウは、キキョウ科キキョウ属の落葉性多年草で、東アジアに広く分布しています。
花色は白、ピンク、紫で、花形は一重の他、絞り咲きや八重咲きもあります。
開花期は6~10月で、秋の花とされていますが、実は夏から秋にかけて咲く花です。
ツボミは、紙風船のように膨らみ、可愛らしいです。
暑さ、寒さに強く、育てやすい植物です。
古くから親しまれ、万葉集にも秋の七草として詠われています。
萩の花 尾花葛花 なでしこの花 をみなへし また藤袴 朝貌の花 山上憶良
他にも
朝顔は 朝露負ひて 咲くといへど 夕影にこそ 咲きまさりけれ 作者不詳
この朝貌(朝顔)が、キキョウの事と言われています。
根はサポニンを多く含み、漢方で桔梗根と呼ばれ、咳止め、去痰、排膿などに効果があるとされています。
キキョウの花