1~2月には、日本水仙の花の香りが庭に拡がっていました。
日本水仙は、透明感のあるすっきりとした甘さの香りを放ちます。
今はもう、日本水仙の花は終わり、西洋水仙が咲き始めています。
3月に入ってからは沈丁花の花の香りが、辺りに漂っています。
沈丁花はジンチョウゲ科の常緑低木で、春先に白色で外側がピンクがかった花を咲かせます。
真白な花もあります。
あまり花は目立たず、むしろ花の香りで沈丁花が咲いていることに気がつきます。
この花と見える部分は、実はガクで風雨に強いため、花持ちが良く香りも長続きします。
沈丁花の上品でさわやかな甘い香りは気分を和ませてくれます。
沈香に似た香りということで、沈丁花と名付けられたそうです。
春の沈丁花、夏のクチナシ、秋の金木犀は三大香木と言われます。
春咲きの花で良い香りのするものは、沈丁花の他にスズラン、ニオイスミレ、バラ、ヒヤシンス、ヘリオトロープ、ライラックなど数多くあります。