ゴーラムは、ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物で、南アフリカ原産の花月の改良品種で、金のなる木の枝変わり品種です。
別名を宇宙の木と言います。
葉は肉厚の棒状で、先端がへこんでいます。
葉の表面には、ワックスを塗ったような光沢があります。
草丈は30~50㎝で、成長すると木質化し、上の方に棒状の葉がついた姿になります。
寒くなると赤く紅葉します。
成長はゆっくりです。
花は小さな星形の五弁花で、淡いピンク色ですが、滅多に咲きません。
生育型は夏型で、春から秋が生育期で、冬は休眠します。
乾燥には強いですが、多湿は苦手です。
寒さにはやや弱く、霜に当たると枯れてしまう恐れがあり、冬は室内管理が望ましいです。
日当たりと、風通しの良い場所を好みますが、真夏の直射日光は葉焼けの原因になるので、夏は半日陰の場所が望ましいです。
挿し芽で増やすことができ、適期は春から初夏にかけてです。
ゴーラム(Gollum)の名称は、英国人作家トールキンの指輪物語の登場人物の名前に因んだものだそうです。