Ushidama Farm

菜園でハーブや野菜を、庭で果樹や多肉を育てています。

メセンの仲間5

メセンという呼び名は、ハマミズナ科の多肉植物で、主に観賞用に栽培されるものに使われています。

かつて、メセンブリアンテマム属に分類されていたことから、日本では、略してメセンと呼ばれてきました。

多肉質の肌から、女仙という漢字が充てられています。

メセンの仲間は、皆、ユニークな形をしています。

花もきれいですが、形の面白さからいろいろと集めてみたくなる多肉植物です。

イーレンフェルティア バンジリー (Ihlenfeldtia vanzylii)

原産地 北ケープ州ケントハルト

    白い珪岩の岩の斜面に生息

花 色 黄鉛色、基部が白いものもある。

    時間の経過と共に赤くなる。

開花期 冬から春にかけて

    昼に開花し、夜には閉じる。

生育型 冬型

葉は青緑色で、肌はザラザラし、斑点がある。

葉の断面は三角形で、鋭くキール、側面は凸状

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カルアンサス 桜波 (Carruanthus caninus)

原産地 東ケープ州と西ケープ州の境界近くのウィローモア

    崖の岩の割れ目の日陰の場所に生息

花 色 黄色がかったオレンジ

開花期 晩秋

生育型 夏型

葉は三角形で、対生、肉厚でフォーカリアに似ている。

葉色は黄緑~銀緑

春から夏の終わりにかけて成長する。

育てやすい

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ギバエウム 蘚苔玉 (Gibbaeum shandii)

原産地 西ケープ州スウェレンダム

    珪岩質や石英の砂利の斜面で生育

花 色 ピンク、紫、白の花

開花期 冬

生育型 冬型

長い葉と短い葉のペアになっていて、サメの頭に似ている。

葉色は、濃い緑色や銀灰色

茎の中心から新しい葉が出る。

茎は木質化する。

水はけが悪いと根腐れを起こしやすい。

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ギバエウム 春琴玉 (Gibbaeum petrense)

原産地 南ケープ州リトルカルー

    砂漠の砂に埋もれるようにして生息

花 色 ピンク、赤紫

開花期 春

生育型 冬型

葉は肉質の滑らかな三角形

中央の茎から新しい葉が出る。

カーペット状に広がる。

栽培の難しいギバエウムの中では、簡単な方

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ケファロフィルム 新麗 (Cephalophyllum cupreum)

原産地 西ケープ州バンラインスドルプ

    石英質の砂のくぼみに生育

    年間降水量100~200㎜の乾燥地帯

花 色 黄、オレンジ、ピンク、紫の大きな花

    中心が薄い色合い

開花期 冬、明るい日差しの下でのみ開く。

生育型 冬型

    夏は休眠するが、水を少し必要とする。

葉はしなやかで、大小のくちばし形、頂端が三角形

葉色は濃緑色

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