バイカオウレンの小さな白い花が、咲き始めました。
春先に咲き、春の訪れを知らせてくれる可憐な花です。
バイカオウレンは、キンポウゲ科オウレン属の常緑多年草です。
日本固有種で、本州の東北南部から近畿、中国、四国の山地の湿った雑木林に自生しています。
草丈は5~10㎝で、匍匐して広がります。
2~3月に、5~15㎝ほど花茎を伸ばし、1輪ずつ白い花を咲かせます。
花びらに見えるのはがく片で、花弁は花の中心にある小さな黄緑色の部分で退化しています。
半日陰の湿った場所を好みます。
花が梅の花に似ていることからバイカ(梅花)、根が黄色いのでオウレン(黄連)と名付けられたとのことです。