スキミアは、ミカン科ミヤマシキミ属の常緑低木です。
原産地は日本で、関東以西から四国、九州にかけての山野に分布しています。
スキミアの葉の形が、シキミに似ていることから、ミヤマシキミ(深山樒)とも呼ばれています。
10月頃に花芽ができて、春に開花します。
たくさんの小さな丸いツボミができます。
花色は白、薄ピンクで、ツボミは赤、黄、白、ピンク、黄緑などとツボミの色がきれいです。
花には、甘い芳香があります。
雌雄異株で、雌株には丸い実ができ、12月頃に、赤く熟します。
樹高は、80㎝~1mとコンパクトで、成長はゆっくりです。
葉や実などには、有毒なアルカロイドのシキミアニンを含み、誤食するとケイレン、血圧降下、心筋麻痺などを引き起こす恐れがあり、注意が必要です。
暑さ、寒さに比較的強いです。
日陰を好みます。
やや酸性な土壌を好みます。
移植を嫌います。