ペヨーテは、ロフォフォラ属のサボテンで、米国南西部からメキシコ中部にかけての暑い乾燥地帯に分布しています。
和名を鳥羽玉と言います。
小型のサボテンで、成長すると6~7㎝ほどになります。
また、よく子株を作ります。
つるりとした表面に、トゲの代わりに、綿毛を生やす可愛らしい姿です。
成長はとてもゆっくりで、発芽してから花を付けるまで、6~7年もかかります。
花はピンクや白色で、開花期は6~7月です。
暑さや乾燥には強いですが、多湿は苦手です。
冬は気温が5℃以下になったら、室内管理が望ましいです。
生育型は夏型で、12~2月は休眠します。
メスカリンを主成分とするアルカロイドを含み、乾燥させたものを噛んだり、煎じて飲むと幻覚などの精神的効果が得られるとされ、アメリカンインディアンは古くから万能薬として使用してきたそうです。
メスカリンは、日本では麻薬に指定されていますが、ペヨーテは法規制の対象にはなっていません。