シコンノボタンは、ノボタン科シコンノボタン属の常緑性低木で、ブラジルなど中央~南アメリカの熱帯地域が原産地です。
花は五弁花で、花径7~10㎝と大きく、花色は紫、ピンクです。
開花期は7~11月で、一日花ですが、次々と咲きます。
ツボミは、淡い赤みがかかった白色で、柔らかい毛が生えています。
雄しべが細長く飛び出し、クモの足のように見えることから、ブラジリアン スパイダー フラワーとも呼ばれています。
樹高は1~3m、葉は卵型で、ビロードのような感触があります。
現地では常緑ですが、日本では寒くなると紅葉し、落葉することがあります。
日当たりの良い場所を好みますが、真夏の直射日光は苦手です。
水を好み、不足するとツボミが落ちる原因になるので、注意が必要です。
熱帯の植物の割には、寒さに強いですが、霜に当たると枯れることがあるので、冬は室内管理が望ましいです。