デンマークカクタスはシャコバサボテンのことで、デンマークで品種改良されたものが、日本に輸入され、デンマークカクタスと呼ばれるようになりました。
サボテン科シュルンベルゲラ属の多年草で、ブラジルの高山に自生し、現地では樹上の苔などにくっつき、育つ着生植物です。
シャコバサボテンの名前は、トゲのような突起のある茎が、枝分かれしながら伸びる姿が、甲殻類のシャコの身体のように見えることから、名付けられたとのことです。
花色は赤、オレンジ、黄、白、ピンクなどで、開花期は10~12月です。
暑さや多湿は苦手で、風通しの良い明るい日陰を好みます。
冬の寒さにも弱く、真冬には室内管理が必要になります。
春から夏にかけては生育期で、土が乾いたら水をたっぷり与え、冬は休眠期に入るので、水やりは控えめにします。
短日植物で、日が短くなると花芽を作るので、夜間、街灯など明かりがあると、花が咲かなくなることがあります。
デンマークカクタスの花