ニオイバンマツリの花には、ジャスミンのような爽やかな芳香があり、花が咲くと辺りに匂いが漂います。
ニオイバンマツリはナス科ブルンフェルシア属の常緑樹で、ブラジル南部、アルゼンチンが原産の半耐寒性低木です。
暑さには強く、日当たりの良い場所を好みます。
乾燥を嫌い、暑い時には毎日、水やりが必要となります。
寒さにも比較的強く、-5℃ぐらいまでは耐えられ、屋外での冬越しも可能です。
初夏から夏にかけて、そして秋に2度に渡り花が咲きます。
花の咲き始めは紫色で、段々、白くなっていきます。
花色の変化は、紫色の色素成分であるアントシアニンが、分解することで生じるようです。
全草に神経毒性のある有毒成分を含んでいて、誤って食べると眼振、散瞳、嘔吐、ふらつきなどの症状を起こすことがあるので、注意が必要です。
ニオイバンマツリの花