生物由来の宝石には、アンモライトや琥珀、珊瑚、真珠などがあります。
アンモライトは、アンモナイトの化石のうち、殻が虹色の遊色を持つもので、カナダ アルバータ州の中生代白亜紀の地層から産するものだけが、宝石認定されています。
遊色は、殻を構成する霰石の薄層が、積み重なってできる微細構造に因るものです。
アンモライト

琥珀(アンバー)は、主に中生代から新生代にかけての樹木の樹脂が、化石となったもので、昆虫などの小動物や木の葉などが、含まれていることがあります。
古い時代のものほど、色が濃くなる傾向にあります。
琥珀(アンバー)



珊瑚は、刺胞動物であるサンゴ虫が群体を作り、霰石でできた骨格を作りできるものです。
宝石珊瑚は、浅瀬でサンゴ礁を造る造礁珊瑚とは別種で、数100mから1200mの深海に生息しています。
日本では赤色の珊瑚が貴重とされていますが、ヨーロッパでは淡桃色のものが、エンゼルスキンと呼ばれ、貴重とされています。
珊瑚(コーラル)
赤色珊瑚


桃色珊瑚


真珠(パール)は、貝の外套膜に異物が混入し、その異物を核として、霰石の成分が層を重ねるようにして形成されたものです。
天然真珠は、ごく稀にしか採れませんが、養殖技術の確立により、多量の真円真珠を使うことできるようになっています。
真珠(パール)
バロックパール

南洋真珠
