シュンギクは、キク科シュンギク属の一年草で、原産地は地中海沿岸です。
日本には、室町時代に、中国から渡来したと言われています。
黄色のきれいな花で、舌状花の外側が、白い覆輪になるものもあります。
開花期は4~6月です。
春に花を咲かせる菊ということで、春菊と名付けられたとのことです。
ヨーロッパでは観賞用として、東アジアでは食用として利用されています。
若い茎葉は、冬の葉物野菜として、すき焼きなど鍋物に欠かせない食材です。
栄養価が高く、β-カロテンやビタミンCなどが豊富で、食べる風邪薬と呼ばれています。
シュンギクの独特の香り成分はリモネンで、整腸作用、食欲増進、咳止めなどに効果があると言われています。
花も食べることができます。
葉よりも苦みが少なく、柔らかく、天ぷらや、和え物、サラダなどに利用されます。