ヒトツバタゴは、モクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉高木で、原産地は中国、台湾、朝鮮半島、日本です。
日本での自生地は対馬、長野、岐阜、愛知に限られていて、希少種として絶滅危惧種に指定されています。
天然のものは少ないですが、公園や庭園などに、多く植樹されています。
花は白色の4弁花で、細いへら形の小花が集まって、円錐状になっていて、枝を覆う様に咲き、雪が積もったかの様な印象を与えます。
開花期は5~6月ですが、花は散りやすく、ハラハラと落ち、見頃の時期は短いです。
樹高は10~30mです。
同じモクセイ科のトネリコ(タゴ)に似ていますが、トネリコは複葉であることに対し、単葉であることから、一つ葉タゴと名付けられたそうです。