オウムガイは、タコやイカと同じ頭足類に属し、南太平洋からオーストラリア近海に生息しています。
祖先は、カンブリア紀に出現したエラスメロセラス類とされ、オルドビス紀に繁栄しましたが、デボン紀に大量絶滅し、現在は、ノーティラス属のみが生き残っています。
触手は90本程もあり、餌を捕食するために使います。
眼はピンホール形で、イカやタコのようなレンズ構造ではありません。
漏斗から噴き出す水を、推進力として移動しますが、動きはゆっくりで、生きた魚介類を捕まえることはありません。
餌は死んだ魚介類などです。
墨袋は持っていません。
イカやタコの寿命は短く、1~数年ですが、オウムガイの寿命は長く、20年近く生きると言われています。
現生のオウムガイの殻
オウムガイの化石
真珠光沢のあるもの
オパール化したもの
オパール化し、透明感のあるもの
オパール化し、赤い輝きのあるもの