Ushidama Farm

菜園でハーブや野菜を、庭で果樹や多肉を育てています。

古生代石炭紀の植物化石

陸上植物は、古生代シルル紀に出現し、デボン紀を経て石炭紀に大繁栄しました。

石炭紀は、デボン紀末の大量絶滅後から、ペルム紀直前の氷河期までの、およそ3億6千万年前から2億9900万年前までの期間で、巨大なシダ植物が栄え、大森林を形成しました。

石炭紀の名称は、この時代の地層から、大量の石炭が産することで、名付けられたものです。

当時の気候は、季節の変化があまり無く、湿潤な熱帯性気候だったようです。

植物が大繁栄したことで、大量の二酸化炭素が吸収され、大気中の二酸化炭素濃度が激減し、寒冷化が進み、氷河期につながったと言われています。

米国のペンシルバニア州では、石炭紀後期の地層が広がり、シダ種子類やトクサ類の化石が採れます。

黒い泥岩中に、白い葉の化石がはっきりと見える保存状態の良いものです。

これは、植物が化石になる時に、黄鉄鉱が作られ、さらに黄鉄鉱が葉蝋石に置き換わったことで、白い印象が残っているものです。

当時のシダ植物は、胞子で増えるシダ類に似ていますが、種子により繁殖するシダ種子類だったとのことです。