デュモルチェライト(デュモルチ石)は、アルミニウムのホウケイ酸塩鉱物で、化学組成はAl₇(BO₃)(SiO₄)₃O₃です。
結晶系は斜方晶で、繊維状や塊状集合体で産出することが多いです。
モース硬度は7~8.5です。
色は青、紫、ピンク、褐色で、ガラス光沢があります。
青い色は、微量のチタンと鉄によるもので、チタンが多いと鮮やかな青に、鉄が多いと黒っぽくなります。
デュモルチェライトは、見る角度によって、色が青、紫、無色に変化する多色性があります。
耐熱性に優れ、耐熱剤に使われています。
また、青色の顔料や絵具として使用されています。
デュモルチェライト イン クオーツは、2014年にブラジルで発見された石で、青色の針状結晶が、クオーツの中で放射状に伸び、涼しげな印象を与え、人気が高いです。
原石
ルース
デュモルチェライト イン クオーツ