カルセドニー(玉髄)は、肉眼で見えないほど微小な水晶の集合体で、緻密で硬い鉱物です。
化学組成はSiO₂で、モース硬度は6~7です。
色は赤、黄、白、灰色、ピンク、緑、空色、紫など豊富です。
カルセドニーの名称は、古代ギリシャの都市chalkedonに由来すると言われています。
カルセドニーの中で、赤色のものをカーネリアン(赤玉髄)と呼びます。
赤色は、鉄分によるものです。
カーネリアンの歴史は古く、紀元前4000年の昔から、お守りとして重宝されたとのことです。
カーネリアンの名称は、ラテン語のcarnis「肉」やcarneolus「新鮮」に由来すると言われています。
クリソプレーズ(緑玉髄)は、青リンゴのような美しい青緑色をした石です。
この色は、ニッケルによるものです。
クリソプレーズの名称は、古代ギリシャ語のchrysos「黄金」とprason「薬用ネギ」の造語で、アレキサンダー大王が、身に付けていたと言われています。
カルセドニー
カーネリアン
クリソプレーズ