北東の地域には、中新世前期から後期に至る地層が積み重なっています。
中新世前期は、熱帯や亜熱帯性の気候で、地層からはビカリアなど、暖かい海の河口付近の汽水域に、生息していた貝類の化石が産出します。
ビカリアと一緒に、ビカリエラというビカリアを小型化した様な巻貝も見つかります。
どちらも絶滅種です。
ビカリアなどの巻貝の化石は、二酸化ケイ素が置換することで、オパール化したものも見つかっています。
その後、中新世の中期以降は、段々と寒冷化が進み、上部の地層からは、寒い深い海に生息するヒタチオビガイやエゾバイなどの化石が産出しています。
ウミニナ
エゾボラ
カニモリガイ
キリガイダマシ
スガイとタマツメタガイ
ツメタガイ
ビカリア
ビカリエラ
ヒタチオビガイ
フジタバイ
マメヒガイ
ミクリガイ
他にはカサガイやツノガイも見つかっています。
カサガイ
ツノガイ