クンシランは、ヒガンバナ科クンシラン属の多年草で、南アフリカのナタール地方の平原に自生しています。
日本へは、ヨーロッパを経由して明治時代に渡来しました。
鮮やかなオレンジ色の花が多いですが、黄や白、緑花もあります。
開花期は3~5月です。
1つの花茎に10~20の花がまとまって咲き、豪華な感じがします。
草丈は30~50㎝で、長く光沢のある葉が、重なるようにして左右に交互に伸びます。
日本では花だけでなく、葉の美しさも楽しまれてきました。
栽培適温は20℃前後ですが、花を咲かせるには、5~10℃ほどの寒さに、2ヶ月程度当てる必要があります。
耐寒温度は5℃ほどで、冬は室内管理が必要です。
風通しの良い半日陰を好みます。
強い日差しに当たると、葉焼けして茶色くなり、枯れてしまう恐れがあります。
乾燥には強いですが、加湿には弱いです。
クンシランの花
クンシランの株元