タンチョウソウは、ユキノシタ科タンチョウソウ属の多年草で、原産地は中国東北部から朝鮮半島にかけてです。
山地の渓谷の岩場などに自生する山野草で、春に葉と花芽が一緒に出てきて、真直ぐに伸びた花茎の先に、5㎜程の小さな白い花を、たくさん咲かせます。
開花期は3~5月です。
花弁は5~6枚ですが、ガクも花と同様に白く、併せて10~12枚の花びらに見えます。
花後、ヤツデのような形の葉が大きく成長します。
ツボミは先が薄紅色をしています。
タンチョウソウの名前は、紅色を帯びるツボミの様子を、タンチョウの頭に見立て、名付けられたとのことです。
晩秋には、地上部は枯れて休眠します。
半日陰を好み、夏の強い日差しや乾燥を嫌います。
タンチョウソウの花